白川郷と五箇山

1995年に岐阜県と富山県の県境に位置している白川郷と五箇山の3集落は、「人類の歴史上重要な時代を例証するある形式の建造物、建築物群技術の集積、または、景観の顕著な例」として世界文化遺産に登録されました。

3集落とは、萩町集落(岐阜県大野郡白川村)・菅沼集落(富山県南砺市)・相倉集落(富山県南砺市)です。

これらの集落は合掌造りの集落として、それまでもわが国で広く知られていました。「合掌造り」と呼ばれる茅葺きの家屋は、国内でも他の地域にはなく、五箇山と白川郷のみに現存するもので、とても貴重な古民家の形式です。

世界遺産に登録された萩町集落は、大小100棟余り、相倉合掌造り集落には23棟、菅沼合掌造り集落には9棟の合掌造りが現存しています。

これらは、約100年~200年前のものが多く、なかには400年前に建造されたといわれている古いものもあります。

豪雪地帯という厳しい自然に対応した堅固な造りであるにもかかわらず、生活の場と生業の場をひとつにした合理的な設計がなされています。

豪雪地帯にあった建築様式、独特の特徴ある家屋は貴重なものだとして、世界文化遺産に登録されました。

合掌造りは、釘を1本も使うことなく、材木を2本組んで造られた家屋で、屋根の角度を急勾配にして雪が滑り落ちやすいようしてあります。

そして、長い年月にも耐えることのできる造りになっており、さらに、養蚕の作業もできるように工夫されています。

2015年11月27日「白川村観光ふるさと大使」に歌手で俳優の高橋克典さんが就任しました。高橋さんは、2012年2月に放送されたNHKの白川郷を舞台としたドラマ「家で死ぬということ」で主演したことから大使に任命されました。

高橋さんは、白川村を「ただの観光PRではなく、合掌造りの保存の難しさ・大切さを伝えながら、村内の子ども達が将来村に戻ってこられるようなきっかけ作りも実施していきたい」と抱負を語りました。

 

 

富士山

日本一高い山、日本のシンボルである「富士山」が、2013年6月ようやくユネスコの世界遺産に登録されました。日本では17番目に世界遺産に登録されたことになります。

古くから多くの日本人が富士山や富士五湖を巡礼していました。近くから眺めても遠くから眺めても美しい富士山の姿は、「万葉集」、「竹取物語」、「古今和歌集」など多くの作品にも取り上げら、信仰的にも芸術的にも日本人に深く関わってきたもので、まさに日本の世界遺産としてふさわしいものでしょう。

世界遺産一覧の構成資産は、富士山の噴火を鎮める目的で建立された浅間神社を始めとして、富士山域の登山道、忍野八海、白糸ノ滝、山中湖、河口湖、三保の松原などがあります。

「富士山」は長らくユネスコの世界遺産へ推薦してきましたが、なかなか認められませんでした。それは、富士山がゴミの山と言われるほど不法投棄が多かったことや環境悪化により自然が保たれていなかったことなど、さまざまな問題が指摘されていたからです。

麓のゴミについては、山を愛する多くのボランティアの活動によって、綺麗な元の富士山を取り戻したのです。しかしユネスコに代わって世界遺産の実質的価値を審査する「イコモス」からは課題を出されています。

2016年2月1日までに「保全状況報告書」という環境保全策を提出せよというのです。環境対策への継続的取り組みを怠ると世界遺産の登録が取り消されてしまう可能性もあり、地元の関係者は、その対応に休む暇もないそうです。

なんと、世界遺産に登録されて注文がついたのは富士山だけだとか。半ば、条件付き登録のようなものと言えるでしょう。これまで、世界遺産登録後に何らかの問題が生じて、報告書を求められることはありますが、富士山のように登録時点で報告書を求められたケースは異例中の異例だとのこと。

しかし、世界遺産の登録に日本中が沸いて、多くの観光客や登山者が訪れています。その分、ごみも増えることになります。2016年になって世界遺産登録が取り消されたということにならないよう、訪れる人たち一人ひとりがゴミのポイ捨てをすることなく、マナーを守っていきたいものですね。

 

なばなの里

「なばなの里」は、三重県桑名市長島町にある大型のテーマパーク「ナガシマリゾート」のなかにある植物園です。長島観光開発株式会社の運営しています。「花」をテーマにしたテーマパークで、東海地方で最大級の花畑があり、季節の花が美しく咲くことで知られています。

「ウィンターイルミネーション」は、毎年冬の季節に行われている国内最大級のイルミネーションでとても有名です。

全国的にも珍しい「水上イルミネーション」は、スケールもかなりのものです。このイルミネーションでは「木曽三川」の流れを表現しています。最先端の技術を駆使し、川面の色彩が美しい音色とともに、光輝きながら絶えず移り変わります。

夏には「地ビールまつり」があります。地ビールや酎ハイ、あるいはソフトドリンクの飲み放題とバーベキューがセットになっていて、夏の夜を思う存分楽しむことができます。

また、美しい花を眺めながら浸かれる露天風呂や、広い庭園のなかにはさまざまな種類のお風呂で、散策の疲れを癒すことができる「湯の里」。東海地方で最大級の野菜や花を購入できる「花市場」。

長良川水辺に位置し、花畑や庭園が楽しめる「なばなの里」は、豊かな自然と4棟からなる大温室「ベゴニアガーデン」もあります。

季節により、チューリップやコスモス、大輪のダリア、花菖蒲、紫陽花、薔薇などが楽しめ、季節の花木に囲まれた露天風呂もあります。「なばなの里」は、なるべく早い時期に訪れたいテーマパークです。

 

 

ナガシマスパーランド

東海地方のテーマパークで思い浮かぶのは「ナガシマスパーランド」です。「ナガシマ」と言えば、テーマパークと関係なく、野球の「長嶋」を思い浮かべる人が多いそうです。

「長嶋」選手はスーパースターでしたから、「ナガシマスパーランド」もそれと連想されることによって、相当良いイメージを持たれてきたのは否めません。

もちろん、「ナガシマスパーランド」の名称は、三重県桑名市長島町にあることに由来します。名古屋からも近い距離にあります。高速道路のインターチェンジから近く、交通の便にも恵まれています。敷地面積は、東京ディズニーランドの次に大きい大型テーマパークです。

絶叫マシンが多数あり、ローラーコースターだけでも10種類、その数は熊本県にある「グリーンランド」とともに日本一です。絶叫マシンが好きな人は、地元の東海地方をはじめ、さまざまな地方から集まってきています。

ナガシマスパーランドは絶叫マシンなど大人向けのアトラクションばかりでなく、子どもたちも楽しめる「キッズタウン」もあります。キッズタウンには、カエルのジャンピングマシーン、ピーターラビットの低速コースターやミニ急流など、楽しいアトラクションが目白押しです。

また、0歳の赤ちゃんから幼児まで楽しめる「ちびっこひろば」は、大きな屋根で覆われているので、雨や紫外線の心配も必要ありません。授乳室やおむつ替えシートもあり、レストランには子どもの大好きなメニューが揃っています。

ナガシマスパーランドは、家族や友達、あるいはカップルなど、幅広い層のみなさまが楽しめるテーマパークになっています。